こんにちは。田原啓江です。

朝晩の波チェック業務は、寒さを感じる季節になりました。
そして、今年のJPSAプロサーフィン・ツアーも何とか無事に終了し、ようやくホッとして落ち着いた生活を取戻しました。

プロ生活14年目の今年は、今までの私のキャリアのなかで一番厳しい年になり、とても感慨深く、多くの経験と試練を与えられた良い機会になったと思います。

心機一転を図って移籍からスタートしたシーズンでしたが、始まりから直ぐに古傷であった膝の半月板と一緒に外側靭帯を痛めてしまい・・サーフィン出来ない日々が続きました。

そして少し回復を見せたと思うと、ゆるんだ靭帯のせいで脱臼癖がついて、結局シーズン通してまともな調整が出来ないまま終了してしまいました。

ほとんどぶっつけ本番のコンテストが3回。
うち1回は・・前日の脱臼が酷くて、歩行も困難な状態でした。
メンタルが強いとか、辛いとか、そうじゃなくて。
ただ、目の前のことに精一杯に過ごしました。

シーズン中は膝の状態がコロコロと変わったので、いつもと違うイベントに行けば予想不可能なシチュエーションに挫折をして、最後は・・・
どこにも行けず。
誰にも会えず。
ただ独りの世界（笑）

でも、そのなかでまず己を知り、多くの支えになってくれる方々と共に過ごし、新しいスタイルの変革や、陸上トレーニング、食事や体重管理などのコンディショニングについては、今までにない発見があり、私を日々励ましてくれる材料になりました。

（写真①どうにか上った表彰台/大洗さわかみ杯）

そして、シーズンが終了した今。膝の状態も良くなってきて、今シーズン極限の状態で掴んだ沢山のことが良い経験になって、今、私を育ててくれています。

今年に入り、いろいろな変革を求められましたが、この11月から生活習慣にも大きな変化がありました。

今まで週2.3回の千葉南の波情報を担当していましたが、これから勝浦〜一宮間の波情報も加えて週数回担当することになりました。

（写真②初出勤の日は、あいにくの雨。千葉オフィス@一宮。）

それまで掛け持ちしていた深夜との不規則な仕事のスタイルを卒業。
朝早く、帰宅が多少遅くでも、サーフィンがいっぱい出来るシフトで、沢山寝られる（笑）・・・そして何より、オフィスの裏がすぐサンライズ・ポイント!!!最高な環境に、初日から興奮して休憩の合間にサーフィンしました。
100％、海のことだけ考えて生活できるなんて幸せ！
ライフスタイルの全てのものが、ようやく首尾一貫したものになりました。
また、私にとって。あらゆる海外経験にも勝るものは、やはり日々に集中して充実した生活を送ることだと思います。
これからもっと良いパフォーマンスやお仕事が出来るようになると期待に胸を膨らます今日です。

千葉南と違う景色や波、人に出会うのは本当に楽しみです!!
これからもますます宜しくお願いします。