皆さんも今までにこんな経験があったのではないでしょうか……。
グリングリンにまかれて上と下が分からなくなるくらい底の方までもっていかれてしまったり、ゴロゴロと引きずられて随分と長い距離を戻されたりしたこと……。
バリのレンボンガン(Nusa Lembongan)でサーフィンをした時の事ですが、潮が変わって徐々に凄い波が炸裂してきた、その時のセットがまさにこんな感じでした。
まずグリングリンで上下が分からずなかなか浮上できない、太陽の光を頼りにやっとの思いで海面に出ると次の巨大な波が……「ひゃっ!」慌ててちょっとだけ吸った息が全然足りてないまま、今度はゴロゴロとリーフだらけの浅瀬の方まで思いっきり引きずられる。そこでやっと波のパワーが収まり海面へ……。全力を超える200%位の力で一気に酸素を吸い込んで、「ぅはあ!助かった~!」ホッとすると同時に、「皆まかれたはず、無事か?」と思って周りを見ると、スープの名残で真っ白になった海面を皆がお互いの無事を確認している。
全員がのまれてしまう程の超巨大お化けセットに皆が思った事でしょう。「あ~苦しかった~!」
……と、これは数年前の出来事ですが、先日「ガム」の話が出て、こんな事を思い出したのでした。
子供の頃に噛んでいたガムは、味が甘くて濃くて、おやつを食べる程お腹がすいていないけど何か口寂しい時に噛むモノでしたが、いつの頃からかガムは虫歯予防、眠気防止、スポーツ時のリラックス効果など、目的がある場合に噛むアイテムへと変わっていったようです。
そこで思ったのが、「海底少年マリン」という昔のアニメで、主人公マリン君が噛んでいた『オキシガム』という凄いアイテムです。
悪者から海を守る少年とイルカのお話で、『オキシガム』を噛むと酸素が供給されて、長時間海に潜っていられるというものです。
「これだ!!!」と思いました。
これこそ実現して欲しい夢の発明です。
実現すれば凄いことです。医療や救命活動、今まで難しかった深海調査や地下調査、宇宙での船外活動(酸素以外の問題もたくさんですが……)、未来の様々な分野で有効になることでしょう……。
『オキシガム』を携帯してサーフィンするのが当たり前の世の中……。
そんな日がくるのでしょうか。
ただし、自然が相手です。無理はしないようにと思いました。