1976年に発足したプロ・ツアー世界大会で、初のアメリカ人サーファーとして1985年と86年に2年連続で優勝。出場した大会はほとんど優勝するなど多くの伝説を作ってきたサーファーTom Curren(トム・カレン) 。年齢はなんと50歳。今年の夏ではアフリカ、Jeffreys Bay(ジェフェリーベイ、J-BAY)で開催されたWCTの特別ヒートでパーフェクト10を叩き出すなど話題となりました。
トム・カレンパーフェクト10の動画記事はこちら▶パーフェクト10を出した特別ヒートのライディング映像
85年、86年には2年連続でチャンピオンを獲得した後、3年間も大会から姿を消し(過度の注目、不正ジャッジや選手同士の卑劣な駆け引きなどに嫌気がさした為と言われている)、再び現れた90年の大会ではシード無しの全くゼロからのスタートで優勝を勝ち取るなどの伝説も作り上げて来ました。
そんな彼のサーフィンはシームレスなカービングが特徴的で、カービング時はスプレーを出すことよりもマニューバーラインを重要視したスタイリッシュなサーフスタイルです。50歳にして、その軽やかなカービングは健在。以下の動画はJ-BAYの特別ヒートとは別に撮影されたサーフィン映像。日本のような小波、コンパクトバレルからビッグウェイブなど様々。またアライアでのライディングやイルカのサーフィンなど珍しいシーンも盛りだくさんです。
Tom Curren África 2014 from Eugenio Sarmento on Vimeo.
- ■この記事を読んだ方があわせて読んだ記事
- ・【ロブ・マチャドから見たニッポン】ショートドキュメンタリームービー『THROUGH THE LENS』
- ・【アンディ・アイアンズ&坂口憲二】タヒチでの貴重なサーフセッション動画
- ・【海が心身に与える影響】大人とは萎縮した子供である