ホノルア・ベイ、マウイ/ハワイ（2014年11月26日水曜日）：ハワイのマウイ島ホノルアベイで開催中の、ASPウイメンズWCT最終戦「ターゲット・マウイ・プロ presented by シック・ハイドロ・シルク」は大会2日目。ソリッドな8フィートのコンディションで、ラウンド2、3、4が行われ、クオータファイナルを戦うベスト8が決定した。
その８名は、カリッサ・ムーア（HAW）、ジョアン・デフェイ（FRA）、ステ ファニー・ギルモア（AUS）、コートニー・コンローグ、サリー・フィッツギボンズ（AUS）、ビアンカ・ビュインダッグ（ZAF）、タイラー・ライト （AUS）、レイキー・ピーターソン（USA）といった、最終戦に相応しい今シーズンのウイメンズシーンを沸かせた8名が顔を揃えた。
注目のワールド・タイトル・レースは、ステファニー・ギルモア、サリー・フィッ ツギボンズ、タイラー・ライト という3名のライバルたちが確実にクオーターファイナル進出を果たし、その王冠の行方は明日以降に行われる今シーズンのトリをつとめる大会最終日に決定す ることとなった。
そんなワールド・タイトル・レースからは外れ、今回のホノルアでソリッドなパ フォーマンスを見せるのが、コートニー・コンローグ（USA）。彼女はターゲット・マウイ・プロ初のパーフェクト10をマーク。それは彼女にとってWCT コンペティション初のパーフェクト10となった。
オープニングライドで10ポイント・ライドを決めたコンローグは、バックアップに9.40を揃え、19.40の2ウェイブ・ヒート・トータルをマークした。そして、コンローグは、クオーターファイナルでワールドNo.1のギルモアと対戦する。
「正気のさたではないですよ。トップガールズだけで、このようなコンディションで出来るなんて信じられません。」と、コンローグが言った。「私を知っている人ならば分かっていると思いますが、私はスウェルとパワーが 大好きなんです。素晴らしい時間が持てました。本当に楽しかった。波はパーフェクトだと思いました。だから絶対に良い波を見つけて、それに乗ろうと思って いました。
ステファニー（ギルモア）とクオーターファイナルはエキサイティングですね。ラウンド3では彼女にやられたので、ちょっと見てて欲しいです。私は激しく戦ってリベンジするつもりです。」
イエロー・ジャージを着たギルモアは、ラウンド3のヒート2で、コンローグと ジョアン・デフェイ（FRA）を破った。5タイムASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンのギルモアは、ホノルア・ベイでの彼女の経験を用い、ヒートの ハイエスト・スコア8.93をマーク。クオーターファイナル進出し、6度目のワールドタイトル獲得へ一歩近づいた。ギルモアがファイナルをメイクするならば、その時点で彼女のタイトル獲得が決定する。
「200%の気持ちです。でも、リップをヒットし、自分のサー フィンをプッシュする波を手に入れるチャンスがない。」と、ギルモアが言った。「それは最後はチャンスなんだと思うんです。一番いいものを最後の楽しみに とっておこうと思います。乗った全ての波で9.50を出すつもりです。特にこのイベントでは。
最終的に同点でサーフオフ（プレイオフ）になったら凄いですね。これまでのキャリアでそれは一度もありませんでした。でも、最終的にそうなったら、このホノルアベイで、二人だけで3ヒートもサーフィン出来るなんて素晴しいと思いますよ。」
ラウンド4でマリア・マニュエル（HAW）を下したルーキーのデフェイは、クオーターファイナルでギルモアとコンローグに加わる。「トップ10でフィニッシュすることは自分のファースト・ゴールでした。でも今は新人王を取りたいですね。」と、デフェイが言った。
ランキング2位のフィッツギボンズは、ラウンド3でビアンカ・ビュインダッグ（ZAF）とローラ・エネバー（AUS）に勝利し、クオーターファイナル進出。ビュインダッグはラウンド4を勝ち上がり、再びフィッツギボンズとクオーターファイナルで対戦する。
「今朝、コンディションは全くスモールだった。しかし、スウェル はどんどん大きくなって行きました。」と、フィッツギボンズが言った。「それは本当にチャレンジングだった。そして、それは海とのバトルでした。3人ヒー トでも、自分の他に人がいることすら分からない時もありましたから。ワールド・タイトルは、確かに究極のゴールです。私はすべてをそれに投じるつもりで す。」
- ワールド・タイトル・シナリオ：
- ギルモアがファイナルに勝ち上がれば、ワールド・タイトルが決定。
- フィッツギボンズが優勝し、ギルモアが3位ならば、ふたりは同点。
- フィッツギボンズが優勝し、ギルモアが第5位ならば、フィッツギボンズのワールド・タイトルが決定。
- ライトが優勝し、ギルモアが第5位以下ならば、ふたりは同点。
イベント主催者は、現地時間で明日の午前7時30分（日本時間深夜2時30分）にネクスト・コール。予報では、素晴しいコンディションで、コンペティションがクオーターファイナルから再開することが期待されている。
関連記事：
ASPウイメンズ最終戦ターゲット・マウイ・プロでワールド・タイトル・バトルがキックオフ。
ギルモアの6度目のタイトル獲得なるか。ウイメンズの世界タイトル・レースは3名に。
ASPウイメンズWCT最終戦におけるタイトル・スポンサーに「Target」が決定
オフィシャルサイト：
http://www.aspworldtour.com/events/2014/wct/986/target-maui-pro
ターゲット・マウイ・プロ・ラウンド2結果
ヒート1：ディミティ・ストイル（AUS）13.34 def.ポーリーン・アドゥ（FRA）12.74
ヒート2：ローラ・エネバー（AUS）15.50 def.アレッサ・クイゾン（HAW）13.63
ヒート3：カリッサ・ムーア（HAW）18.53 def.ページ・アームス（HAW）10.70
ヒート4：レイキー・ピーターソン（USA）13.34 def.アラナ・ブランチャード（HAW）12.93
ヒート5：ジョアン・デフェイ（FRA）14.00 def.ページ・ハレブ（NZL）13.70
ヒート6：ココ・ホー（HAW）14.17 def.ニッキ・ヴァン・ダイク（AUS）8.33
ターゲット・マウイ・プロ・ラウンド3結果
ヒート1：カリッサ・ムーア（HAW）16.00、マリア・マニュエル（HAW）15.03、ココ・ホー（HAW）10.40
ヒート2：ステファニー・ギルモア（USA）14.30、コートニー・コンローグ（USA）14.30、ジョアン・デフェイ（FRA）12.50
ヒート3：サリー・フィッツギボンズ（AUS）16.00、ビアンカ・ビュインダッグ（ZAF）15.00、ローラ・エネバー（AUS）6.93
ヒート4：タイラー・ライト（AUS）15.27、レイキー・ピーターソン（USA）9.53、ディミティ・ストイル（AUS）9.50
ターゲット・マウイ・プロ・ラウンド4結果
ヒート1：ジョアン・デフェイ（FRA）14.47 def.。マリア・マニュエル（HAW）12.53
ヒート2：コートニー・コンローグ（USA）19.40 def.ココ・ホー（HAW）9.17
ヒート3：ビアンカ・ビュインダッグ（ZAF）12.00 def.ディミティ・ストイル（AUS）8.76
ヒート4：レイキー・ピーターソン（USA）10.57 def.ローラ・エネバー（AUS）4.60
ターゲット・マウイ・プロ・クオーターファイナル・マッチアップ：
クオーターファイナル1：
カリッサ・ムーア（HAW）対ジョアン・デフェイ（FRA）
クオーターファイナル2：
ステファニー・ギルモア（AUS）対コートニー・コンローグ（USA）
クオーターファイナル3：
サリー・フィッツギボンズ（AUS）対ビアンカ・ビュインダッグ（ZAF）
クオーターファイナル4：
タイラー・ライト（AUS）対レイキー・ピーターソン（USA）
