第6回BeachGirlClub cup大会レポート

田原啓江

田原啓江
田原 啓江 / こんにちは。プロサーファーの田原啓江です。千葉南の波情報を担当しています。ウラナミではプライベートなことはもとより、サーフィンや海外遠征、トリップのことなど満載してお届けしたいと思います☆

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2015年11月15日の日曜日、千葉県南房総市和田町J’sポイントにて第6回BeachGirlClub cupを開催致しました。

低気圧の通過を朝に迎えたコンテストは、開会式から激しい雨に見舞われ、頭〜頭オーバーのサイズのジャンクなスタートとなりましたが、次第に天候も回復し、波に恵まれ、エクセレント・コンディションのうちに終わることができました。

ハードな状況でのスタートにも関わらず大会参加人数136人のうち、棄権はわずか3人。降りしきる冷たい雨のなか、ガールズ達の熱意を感じられました。

若年齢化が進むコンペシーンですが、プロ登竜門として位置づけられた当コンテストでも、ショートビギナーやBBビギナーのクラスをはじめとして、選手の3分の1から半数が10歳〜14歳の選手で占められました。東京オリンピック選考種目となった今、サーフィンの盛り上がりと未来を期待せずにはいられません。

サーフィンオープンクラスのファイナリスト松岡亜音ちゃん

サーフィンオープンクラスのファイナリスト松岡亜音ちゃん

当大会の花形であるサーフィン・スペシャルクラスでは、毎年全国からトップクラスの選手がエントリーしてくれますが、今年もNSAチャンピオンシップのファイナリストのガールズ達やNASシニアウィメンの連覇記録を持つ選手が、年齢の垣根を超えて技の競演をしてくれました。後半は波に恵まれたため、トータルスコアが18点、16点、14点というエクセレント・スコアの対決になりました。選手にとっても、良い経験と手ごたえのある素晴らしいコンテストになったと思います。

スペシャルクラス優勝 野中美波14歳

スペシャルクラス優勝 野中美波14歳

同時にまた、長くサーフィンを愛し続けているママさん達からの要望もあり、今年、当コンテスト初となる「ママさんクラス」を設けました。

多くの卒業生プロが駆けつけて、コンテストの手伝いをして花を添えてくれました。

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エキシビションには、今年二度目の連覇となったショートのグランドチャンピオンの田代凪沙プロも参加。多くのプロ選手と共に最高峰のサーフィンの競演となりました。

ビーチには、地元の商店の出店のほか、コンテスト第1回目の開催から取組んできた「ピンクリボン(乳がん啓発)運動」のブースも出して頂きました。今後とも、社会貢献の一端を担う活動を続けて行きたいと思います。

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今年6回目の開催となりました。多くの方々のご理解とご協力が支えとなり、継続できましたことに感謝申しあげます。今後とも、年齢を問わず多くの女性がサーフィンを楽しみ、海への理解を深め、海で遊び、輝ける舞台作りを目指していきたいと思います。

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BeachGirlClub cup実行委員長
田原啓江
岡部亜紀

◇大会結果◇

●ショートスペシャル
優勝 野中美波
2位 清永亜希子
3位 都筑あむろ
4位 高田ヒロミ

●ショートオープン
優勝 馬庭 彩
2位 岡崎実穂
3位 澤田七奈緒
4位 松岡亜音

●ショートビギナー
優勝 芦刈良子
2位 江口彩花
3位 園田愛子
4位 右松栄里

●ショートママさん
優勝 町井紀代子
2位 大石 綾
3位 佐藤雪恵
4位 小林章子

●ロングスペシャル
優勝 寺前 昌子
2位 石井志延
3位 片桐紀子
4位 小林理砂

●ロングオープン
優勝 西村亜紀
2位 渡邉久美
3位 川名知子
4位 松本望希

●ロングビギナー
優勝 伊藤由里子
2位 小田切香織
3位 中村純子
4位 郡山 南

●BBスペシャル
優勝 信 裕子
2位 今井かおり
3位 原 小春
4位 長沢依子

●BBオープン
優勝 鈴木佳子
2位 秋山記子
3位 清田みき
4位 吉田恵子

●BBビギナー
優勝 河村久美子
2位 下地ケイト
3位 岩沢 怜衣
4位 飯村 日和

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