2020年東京オリンピックの追加種目について、組織委員会は、3大会ぶりの復帰を目指す「野球・ソフトボール」や「空手」など5競技の18種目をIOC=国際オリンピック委員会に提案することを決めました。
28日午後に都内で開かれた最後の検討会議で、3大会ぶりの復帰を目指す「野球・ソフトボール」、日本発祥の「空手」、いずれも若者に人気の高い「ローラースポーツ」、「スポーツクライミング」、「サーフィン」の合わせて5競技の18種目に決まり、このあとの理事会で正式に承認されました。
サーフィン界の夢がついに現実となりました!サーフィンの歴史上最大の吉報だと思います。今日はこの喜びを皆で分かち合いましょう!加藤
記事ソース 【NHK NEWS WEB】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150928/k10010250811000.html
NSA記者会見での日本代表強化指定選手
波伝説プロサーファー大野修聖プロのコメント
これからの5年間を無駄のないように切磋琢磨していく。
大村奈央プロのコメント
夢を見ているようでうれしい。2020年に向けて代表選手としても強くなり、日本のサーフィン界を盛り上げていきたい。
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会に掲載の各競技団体からのコメントは以下をご覧ください。
https://tokyo2020.jp/jp/
国際サーフィン連盟
国際サーフィン連盟(ISA)は、2020年東京オリンピック大会およびオリンピックムーブメント全体にとってサーフィンは理想的な競技種目であると確信しております。本連盟のビジョンは日本そして世界の若者たちを引き込んでいく新鮮かつダイナミックなスポーツプラットフォームを提供していくことです。
我々のスポーツは、若者らが魅力を感じる固有の若々しい価値観とそれらのパフォーマンス性、スタイルおよびデジタル接続性は東京そして日本の魅力を世界中のオリンピック観戦者にアピールし、近代的な方法でオリンピック大会を慶嘉することができます。革新的でコスト効果の高いウェーブパーク技術は次世代も利用できる持続的な都市スポーツハブを創造します。
ウェブサイト: https://www.isasurf.org/(英語)
世界野球ソフトボール連合
世界野球ソフトボール連合は、日本の国民的なスポーツである野球とソフトボールが東京2020大会の競技種目になることで、スポーツと文化の中心であるオリンピック競技大会の位置づけがさらに高まることを望んでいます。また、ファンや若者を魅了し、日本国内及び国際的なエンゲージメント活動を推進することで、東京2020組織委員会が東京2020大会と開催国日本に新たなスポットライトを当てることができるようになります。
日本全国に既存の野球場やソフトボール場があることで、東京2020大会とオリンピックムーブメントに恩恵がもたらされます。それは特に男女両方や若者のエンゲージメントであり、関連する建設費が必要なく最小限の費用で運営できることであり、アジェンダ2020のビジョンに沿ったものです。
ウェブサイト: http://www.wbsc.co/(英語)
(翻訳:東京2020大会組織委員会)
世界空手連盟
空手は、日本発祥の国際的な競技であり、競技人口は1億人、国内競技連盟は5大陸190カ国にあります。
空手は競技人口の80%が19歳以下であり、35%が女性です。東京2020大会に空手が追加種目となれば、若者が中心の競技である空手の発展に大きく貢献することになります。
さらに、空手は日本の武道のように礼儀を最も重んじます。アスリートや審判は練習や試合の開始前と終了後にお互いにお辞儀をして敬意を示します。このことが評価され、空手は学校教育でも行われています。
空手はオリンピック競技を目指すと共に、礼儀の心を広めることを通じて世界平和に貢献することを目指しています。
ウェブサイト: http://www.wkf.net/(英語)
(翻訳:東京2020大会組織委員会)
国際ローラースポーツ連盟
ローラースポーツは、東京2020大会を一新したいというニーズに対する最適な答えとなります。提案種目は、他の競技とは異なり、若者、メディア、スポンサーからの注目を集めることができます。
さらに、国際ローラースポーツ連盟が東京2020大会に提案するプロジェクトは、単なるスポーツイベントの提案以上のものです。ローラースポーツは、ボードムーブメントの一環であり、日本にはこのムーブメントをさらに盛り上げる最高の条件があります。国際ローラースポーツ連盟は、大会前、大会中、そして大会後に、スポーツとエンターテイメントの可能性を最も高いレベルまで引き上げるため、5年間のイベントを提案しています。
ウェブサイト: http://www.rollersports.org/(英語)
(翻訳:東京2020大会組織委員会)
国際スポーツクライミング連盟
スポーツクライミングのビジョンは、より高く・より早く・より強くをより若い世代が指向するアプローチと言えます。今までのオリンピックになかった、登るという人のもつ基本的な運動による新しい垂直方向の価値をもたらします。会場は印象的で、競技はパワフルなショーを提供します。
ルールは頂点を目指せ!というシンプルなものです。会場はローコストかつ柔軟な運用が可能で、そのコストは、室内でも屋外でも、または他競技との共用の場合でも、おおよそ250,000ドル程度です。
ウェブサイト: http://www.ifsc-climbing.org/(英語)