WSL-QSイベント「ボルコム・パイプ・プロ」が開始。村上舜がラウンド3進出。

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ブルースはバックドアで9ポイントをスコア. - WSL / Brian Bielmann/Volcom

現地時間2015年1月29日木曜日:賞金総額10万ドルのWSL QS 3000イベント「ボルコム・パイプ・プロ」は、ウエイティング期間の初日から、エクセレントな10~15フィートのバレル・コンディションに恵まれ、ハ ワイアン・ラウンドであるラウンド1からスタート。ハワイアンたちは最初から最後まで素晴しいパイプライン・コンディションで水を得た魚のように素晴しい パフォーマンスを見せた。

 

今日のハイライトは、「ボルコム・ラスト・チャンス・クオリファイヤー (VLCQ)」という予選ヒート。これは8人のパイプ・ベテランによるスペシャルな40分間のワイルドカード・ヒート。そのヒートでベストライドを決めた 1名だけが、ラウンド3へ勝ち上がれるというもの。

 

そのベテランのパイプ・ウォリアー8名は、ブルース・アイアンズ、ギャビン・ベシェン、アレックス・グレイ、カワイ・リンド、JDアイアンズ、カイマナ・ヘンリー、デレク・ホー、マクア・ロスマン。全8名のコンペティターは素晴らしいライドをロックした。

 

最終的には、ブルース・アイアンズ(HAW)が、パーフェクトに近い9ポイント・ライドでラウンド3のポジションを獲得した。

 

「僕は、このコンテストに勝ちたい」と、アイアンズが言った。「ここで再び優勝したい。パイプ・マスターズに勝ちたい。パイプ・マスターズに出場したいんだ。勝ちたい。そういうこと。僕はそのためにここに居るんだ。」

 

長い間、ボルコム・パイプ・プロはローカル・サーファーに、サーフィン界に於ける究極のタイトルとされる、WSLチャンピオンシップ・ツアーのファイナル・ストップである「パイプ・マスターズ」出場の チャンスを提供してきた。

 

「小さい子供の時から、ここの波で育って来て、パイプラインはずっと大好きな波 だった。この波は何だか素晴らしい。魅惑の波だね。本当に大好きなんだ。1-ウェイブ・フォーマット[一人のためのワイルドカード・ヒート]も気に入った よ。沢山の友達とベスト・ウェイブを競い合う。いちかばちかを全速力。最高だね。」

 

大会は、オンショア・ウインドにシフトし、コンディションが悪化したためにラウ ンド2の4ヒートまでで本日は終了となった。イベントが再開されれば、トップ・シードが登場するラウンド3には、昨年のイベントチャンピオンであるケ リー・スレーター(USA)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)をはじめ、多くのWCT選手も出場予定だ。

 

村上舜がラウンド3進出。


村上舜

 

 

また本日、大会初日の日本人選手はラウンド2のR96から出場。脇田貴之だけはハワイアン枠のローカルヒートのヒート1に出場して、見事2位でラウンアドアップ。

 

オルタネイトのキャンセル待ちで今回パイプライン初出場となった加藤嵐は、バッ クドアでバレルをメイクするも3位敗退。脇田貴之は全く波とリズムが合わずに4位で敗退となった。村上舜は、ファーストライドでパイプのバレルをメイクし て6.50をスコア。更にバックアップも4.53とし、ヒートスコア11.03で2位でラウンドアップ。

 

昨年のイベントでは、ラウンドオブ32まで勝ち上がった大橋海人。しかし不運にも彼のヒートからコンディションが悪化。バレルになる波を探し続けたが4位でイベントから姿を消した。

 

明日以降にイベントが再開されると、H8に新井洋人、H10に大原洋人、H12に田中海周、H14に仲村拓久未、同じヒートにハワイから喜納海人、H15に大野修聖と稲葉玲王が登場する。今年も世界を目指して、がんばれ日本!

 

ネクストコールは、ハワイ時間の明朝7時30分 、日本時間の深夜2時30分。

 

関連記事:

2015年のWSL QS 3000イベント「ボルコム・パイプ・プロ」に7名のサムライがエントリー。

 

『Volcom Pipe Pro』公式サイトhttp://www.volcompipepro.com/

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