ジェフリーズ・ベイ、サウス・アフリカ(2015年7月14日火曜日)サムスン・ギャラクシーWSLメンズ CT第6戦『Jベイ・オープン』は本日、ラウンド3のヒート5から再開。2~4フィートのジェフリーズ・ベイでラウンド3の残りの8ヒートが終了した。
トップ・シードのエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)とミック・ファニング(AUS)は圧倒的なサーフィンでラウンド3を支配。そして、ケリー・スレーター(USA)と本日の素晴らしいパフォーマーであるガブリエル・メディーナ(BRA)もラウンドアップを決めた。
一方で、フリーペ・トリード(BRA)とジョエル・パーキンソン(AUS)が、アレホ・ムニーツ(BRA)とウィゴリー・ダンタス(BRA)に破れる番狂わせが起った。
WSLチャンピオンに君臨するガブリエル・メディーナ(BRA)は、マット・ウィルキンソン(AUS)と対戦。彼のオープニング・ライドで、エアリアルをメイクしてパーフェクトに近い9.47をスコアした。
メディーナは、もう一つのエクセレント・スコアでバックアップ。しかし、直ぐさまウィルキンソンは連続のクリティカル・スナップで9.57をスコアして応戦した。
しかし、勢いに乗るメディーナは終了間際にも、バックサイド・ビッグエアをクローズセクションでメイク。3つ目の9ポイント、9.60をスコア。ヒートスコア19.07で、本日の最高得点を叩き出した。
「それは、かなりファンなヒートでした」と、メディーナが言った。「たくさんの波を手に入れました。今シーズンは自分にとってタフな一年なので、このラウンド3をメイクすることは気分が良いですね。
次は敗者のいないラウンドなので、よりリラックスして出来ると思います。自分の波を選んで自分のサーフィンをやるだけです。ボールを転がし続け、この調子で順調にいきたいですね。
エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)Image: © WSL / Cestari
ジープ・レイティング・リーダーのエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)は、ラウンド3のヒート6で、ワイルドカードのデーン・レイノルズ(USA)と対戦。両者とも激しくチャージを続けたが、デ・スーザがヒート・ハイの7.00を手に入れてレイノルズを抑えて勝ち上がった。
「昨日の素晴らしいコンディションで争いたかったですよ。僕は今日のセットがスローなことを実感していて、彼(デーン)にプレッシャーを与えるしかないと思っていました。それが自分のやった事で、それが上手く働いた。勝ち上がれてハッピーです。僕はこのコンテストに本当にハングリーなんです。」
ミック・ファニング(AUS)Image: © WSL / Cestari
ディフェンディング3タイム・イベント勝利者のミック・ファニング(AUS)は、今朝のジェフリーズ・ベイで素晴しいサーフィンを見せ、格別のスピードとパワーで2つのエクセレントなスコアをマーク。それはホブグッドをコンビネーション・シチュエーションへ追い込み圧勝した。
ケリー・スレーター(USA)Image: © WSL / Cestari
CTイベント4勝というジェフリーズ・ベイで最も成功したサーファーである、11-タイム・ワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)は、ラウンド3でカレント・ワールドNo.30のコロヘ・アンディーノ(USA)と戦った。
経験とウェイブ・ナレッジを用いたスレーターは、スムーズでパワフルなサーフィンでアンディーノを圧倒。現在、ジープ・リーダーボード第11位で、昨年のタヒチから表彰台に上がっていないスレーター。予想外のスタートとなっている今シーズンを改善すべく、このJベイで納得できる結果を探している。
スレーターはラウンド4で、ファニングとメディーナといったオールスター・マッチを戦う。
「ここは最高の想い出がたくさんある場所で、本当に楽しい所だね。今朝のパーコとウィゴリー(ダンタス)によるファースト・ヒートはタフだった。 あのヒートに自分が居ることを考えたらゾッとしたよ。」
カレント・ワールドNo.2のフリーペ・トリード(BRA)は、 本日のファイナル・ヒートで、リプレイスメント・サーファーのアレホ・ムニーツ(BRA)に敗れた。トリードはヒートをリードしていたが、ムニーツがパー フェクトに近い9.80をスコアして大逆転。トリードは2つの8ポイント・ライドを持っていたにもかかわらず、彼は第13位でフィニッシュとなった。
ウィゴリー・ダンタス(BRA)Image: © WSL / Cestari
昨日素晴しいパフォーマンスを見せた、ジョエル・パーキンソン(AUS)は、ルーキーのウィゴリー・ダンタス(BRA)に敗れた。このジェフリーズ・ベイで2度の優勝経験を持つジョエル・パーキンソン(AUS)だったが、今回は13位という過去最悪の結果で終わる事となった。
「集中する事を続けていました。より大きな波を掴もうとしていたんです。」と、 ダンタスが言った。「この場所でパーコが凄いサーフィンをするのは分かっていました。彼は15年もここに通っているんですよ。僕はルーキーで、良い波を掴 んで自分のベストを尽くすだけでした。勝ち上がれて嬉しいです。」
「いつも勝利者いれば敗者がいる。しかし、僕にはチャンスがあまりなかった」と、パーキンソンが言った。「ウィゴリー(ダンタス)に対する恨みはないけど、素晴らしいコンスタントなトラッスルズか何処かで、彼にリベンジしたいね。」
また、もう一人のルーキー、キアヌ・アシン(HAW)も、ワールドNo.8ジョシュ・カー(AUS)を破る番狂わせを引き起こした。アシンは、ビード・ダービッジ(AUS)をタイブレークで破ったミシェル・ボレーズ(PYF)と、ムニーツとラウンド4を戦う。
現在の日本と南アフリカとの時差は、7時間。
ネクストコールは現地時間7時30分、日本時間の14時30分。
http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1244/j-bay-open
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Jベイ・オープン・ラウンド3結果:
ヒート1:エイドリアン・バカン(AUS)15.50 def.オーウェン・ライト(AUS)15.40
ヒート2:カイ・オットン(AUS)15.50 def.イタロ・フェレイラ(BRA)12.83
ヒート3:ジュリアン・ウィルソン(AUS)17.94 def.フレデリック・パターチアJr.(HAW)8.40
ヒート4:ナット・ヤング16.87(USA)def.アダム・メリング(AUS)8.03
ヒート5:ウィゴリー・ダンタス(BRA)15.13 def.ジョエル・パーキンソン(AUS)12.40
ヒート6:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)13.17 def.デーン・レイノルズ(USA)11.90
ヒート7:ミック・ファニング(AUS)17.50 def.C.Jホブグッド(USA)13.83
ヒート8:ガブリエル・メディーナ(BRA)19.07 def.マット・ウィルキンソン(AUS)16.07
ヒート9:ケリー・スレーター(USA)14.16 def.コロヘ・アンディーノ(USA)12.27
ヒート10:キアヌ・アシン(HAW)14.83 def.ジョシュ・カー(AUS)12.33
ヒート11:ミシェル・ボレーズ(PYF)15.67 def.ビード・ダービッジ(AUS)15.67
ヒート12:アレホ・ムニーツ(BRA)17.83 def.フリーペ・トリード(BRA)17.23
Jベイ・オープン・ラウンド4マッチアップ:
ヒート1:エイドリアン・バカン(AUS)、カイ・オットン(AUS)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)
ヒート2:ナット・ヤング(USA)、ウィゴリー・ダンタス(BRA)、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)
ヒート3:ミック・ファニング(AUS)、ガブリエル・メディーナ(BRA)、ケリー・スレーター(USA)
ヒート4:キアヌ・アシン(HAW)、ミシェル・ボレーズ(PYF)、アレホ・ムニーツ(BRA)