WCTマーガレットリヴァー・プロ、3日目!

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カリッサ・ムーア Photo by (C)ASP

マーガレット・リヴァー、ウェスタン・オーストラリア(2014年4月5日土曜日)

ASP-WCT第2戦ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ大会3日目は、男子のラウンド2からスタート。その後に女子のクオーターファイナルが行われてベスト4が決定した。

9ポイント・ライドをマークしたカリッサ・ムーアとサリー・フィッツギボンズをはじめ、ASPワールドNo.1のステファニー・ギルモア、2012年のASP第2位であるタイラー・ライトといった最強メンバーが勝ち上がった。

オンショアで面を乱されたコンディションの中でも、アクションが詰め込まれたウイメンズのクオーターファイナル。ステファニー・ギルモア(AUS)と2度のイベント勝利者であるコートニー・コンローグ(USA)の間の熱いバトルが繰り広げられた。そのヒートは、コンローグがリードしたが、ギルモアは終盤に追い上げて逆転勝利を決めた。

「海の中で、かなり混乱しました」と、ステファニー・ギルモアが言った。「ミスが続いていたのに、最後に万事すべてがうまく行ってラッキーでした。良い波を1本つかめて、自信を取り戻せましたね。コートニーを倒すのは本当にハードで、ずっとプレッシャーを与えられて来ました。彼女はラインナップでは本当に積極的なんです。あの難しい状況から、抜け出る策を考えていました。最後にあの波をゲットできて本当に幸運でしたね」

ステファニー・ギルモア(AUS)Photo by (C)ASP

ステファニー・ギルモア(AUS)Photo by (C)ASP

セカンド・クォーターファイナルでは、2度のASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンのカリッサ・ムーア(HAW)とプログレッシブ・ハワイアンのマリア・マニュエルがゴールド・コーストのリマッチを戦い。カリッサが勝利。第3ヒートでは、タイラー・ライトが同じオーストラリアンのローラ・エネバーを下し、サリー・フィッツギボンズ(AUS)が、開幕戦で2位となり勢いに乗るビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)を封じて、セミファイナルへ勝ち上がった。

男子のラウンド2では、第1ヒートから激しいバトルが展開。トライアル勝利者であるベテランのネイザン・ヘッジ(AUS)が、11タイムASPワールド・チャンピオン・ケリー・スレーター(USA)と対戦した。ヘッジは、激しいバックハンド・ブラストでヒートを展開。スレーターは洗練されたフォアハンドのカーヴィングで応戦した。

ケリー・スレーター(USA)Photo by (C)ASP

ケリー・スレーター(USA)Photo by (C)ASP

スレーターとヘッジはシーソーバトルのなかで、信じられないコミットメントでライトハンダーを攻め続けたが、最後は7.50と6.50をスコアしたスレーターに軍配が上がった。「かなりのクロスヒートだった」と、ケリー・スレーターが言った。「自分がリードしていたが、彼は簡単に逆転できるポジションにいた。残り時間5分でネイザン(ヘッジ)は素晴しい波をつかんだんだ。テイクオフの見た感じでは、絶対に逆転だと思った。自分も最後に良い波をつかんだけど、セカンドターンでエッジがひっかかったんだ。少しミスをしたけど、自分のベスト・ウェイブで、ヒートに封じることができた感じだね」

2012年のASPワールド・チャンピオンでカレントASP WCT No.2のジョエル・パーキンソンは、リプレイスメントのミッチ・コルボーンを下した。「どの波を選ぶかが勝敗の鍵となった」と、ジョエル・パーキンソンが言った。「レフトは本当にハードなので、みんなはライトを選んでいた。マーガレット・リヴァーは最高だね。このエリアは世界でも指折りの場所だと思う。リラックスしたヴァイヴが好きなんだ。ミッチ(コルボーン)とのヒートはハードだった。彼とは親友で、彼はツアーに参加する価値のあるサーファーだよ」

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、ダイナミックなルーキー、ディオン・アトキンソン(AUS)に対してパワフルなディスプレーを見せた。フローレンスは、エア、ターン、バレル、フィン・フリーマニューバーをブレンド。パーフェクトに近い9.87をスコア。ここまでのコンペティションでハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアをマークした。

「スナッパーではラウンド2で破れ、ここでもファーストヒートで負けていたので、プレッシャーがありましたね」と、ジョン・ジョン・フローレンスが言った。「負けるとプレッシャーが強くなって、ストレスを感じていました。早くヒートで勝ちたくてウズウズしていたんです。きょうはできる限りの良いサーフィンができました。自分のホームを思い出させるマーガレット・リヴァーの波が大好きです」

ウイメンズは残すところ3ヒートとなり、いよいよ第2戦のチャンピオンが決定する。

ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・ウイメンズ

セミファイナル1
ステファニー・ギルモア(AUS)
カリッサ・ムーア(HAW)

セミファイナル2
タイラー・ライト(AUS)
サリー・フィッツギボンズ(AUS)

クオーターファイナル
QF1
ステファニー・ギルモア(AUS)14.60
コートニー・コンローグ(USA)14.57

QF2
カリッサ・ムーア(HAW)16.50
マリア・マニュエル(HAW)9.60

QF3
タイラー・ライト(AUS)13.34
ローラ・エネバー(AUS)9.50

QF4
サリー・フィッツギボンズ(AUS)16.83
ビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)12.63

ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・ラウンド3

ヒート1
タジ・バロウ(AUS)
ビード・ダービッジ(AUS)

ヒート2
ジョシュ・カー(AUS)
エイドリアン・バカン(AUS)

ヒート3
ジョディ・スミス(ZAF)
アダム・メリング(AUS)

ヒート4
C.Jホブグッド(USA)
ミゲール・プポ(BRA)

ヒート5
ガブリエル・メディーナ(BRA)
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)

ヒート6
ミック・ファニング(AUS)
ヤイディン・ニコル(AUS)

ヒート7
ケリー・スレーター(USA)
ジャドソン・アンドレ(BRA)

ヒート8
カイ・オットン(AUS)
ミシェル・ボレーズ(PYF)

ヒート9
ジュリアン・ウィルソン(AUS)
フリーペ・トリード(BRA)

ヒート10
ナット・ヤング(USA)
セバスチャン・ジーツ(HAW)

ヒート11
エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)
オーウェン・ライト(AUS)

ヒート12
ジョエル・パーキンソン(AUS)
コロヘ・アンディーノ(USA)

ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・ラウンド2

ヒート1
ケリー・スレーター(USA)14.00
ネイザン・ヘッジ(AUS)13.16

ヒート2
ジョエル・パーキンソン(AUS)10.64
ミッチ・コルボーン(AUS)6.96

ヒート3
ナット・ヤング15.10(USA)
ブレット・シンプソン(USA)6.97

ヒート4
C.Jホブグッド(USA)15.10
ラオニ・モンテイロ(BRA)12.57

ヒート5
エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)11.17
アリツ・アランブルー(ESP)10.94

ヒート6
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)17.60
ディオン・アトキンソン(AUS)13.43

ヒート7
ミシェル・ボレーズ(PYF)10.77
トラヴィス・ロギー(ZAF)9.70

ヒート8
オーウェン・ライト(AUS)13.20
パース・スタンドリック(AUS)10.00

ヒート9
エイドリアン・バカン(AUS)13.10
ミッチ・クルーズ(AUS)11.77

ヒート10
コロヘ・アンディーノ(USA)13.50
ジェレミー・フローレス(FRA)12.17

ヒート11
セバスチャン・ジーツ(HAW)15.83
マット・ウィルキンソン(AUS)12.77

ヒート12
ビード・ダービッジ(AUS)13.03
フレッド・パターチア(HAW)12.67

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