セノッス/ホセゴー/カップブルトン、ランド、アキテーヌ/フランス(2015 年10月15日木曜日)WSL-CT第9戦「クイックシルバー&ロキシー・プロ・フランス」は大会最終日。WSLチャンピオンであるガブリエル・メディー ナ(BRA)と、タイラー・ライト(AUS)がクリーンな4~6フィートで行われたファイナルで、今季初優勝を勝ち取った。
2011年このフランスでCT初優勝を手に入れたメディーナは、35分のファイナルを通して、クリーンなライトハンダーを使い、スピード、パワー&プログレッションをミックスさせたサーフィンで、17.50をスコア。ワンサイドゲームの圧倒的な勝利を収めた。
ガブリエル・メディーナ(BRA)Image: WSL / Damien Poullenot
「最高の気分ですね。今年はかなりハードに挑んできたので最高です。自分のボードは本当にグッド・フィーリングで、すべてが自分のやりたい方に向いていました。」と、メディーナが言った。
ガブリエル・メディーナ(BRA)Image: WSL / Damien Poullenot
「再び表彰台に上がれて嬉しいです。特に優勝は格別ですね。フランスは自分にとって相性の良い場所で、ここに戻って来れて嬉しいです。僕は、数ヶ月前に他界した自分の祖父のために、絶対に優勝すると心に決めていたんです。」
ガブリエル・メディーナ(BRA)IMAGE CREDIT: WSL / Kirstin
第2位には、今回のイベントで絶好調だったビード・ダービッジ(AUS)。しかしファイナル・ヒートでは全くリズムを見つけることが出来ず、今季2度目の2位でフィニッシュとなった。
「今回のイベントで僕はいくつかの本当に素晴らしいヒートを持った。しかし、ファイナルはワンサイド・ゲームになってしまいましたね。ゲイビーが全ての良い波を掴んでいた。」と、ダービッジが言った。
ビード・ダービッジ(AUS)IMAGE CREDIT: WSL / Poullenot
「それは二度と経験したくないヒートでした。でもポジティブに考えれば、再び表彰台に上がれたんだし、これを次回に繋げたいと思います。」
今朝のエキサイティングなオープニング・ヒートで、マッシヴなスコアを記録した にもかかわらず、ジュリアン・ウィルソン(AUS)はセミファイナルで惜しくも敗退。エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)も、今回2本目のパーフェクト 10をスコアしたメディーナとのブラジリアン・ヒートに敗れ、第3位タイでフィニッシュとなった。
とはいえ、今回3位となったデ・スーザは、トップを走るファニングを射程距離内に収め、ワールドランキング第2位のポジションをキープ。来週のポルトガルでタイトル・レースを再び再開する。
タイラー・ライト(AUS)IMAGE CREDIT: WSL / Kirstin
ロキシー・プロ・フランス・ファイナルを支配したタイラー・ライト(AUS)。彼女は、クリーンなコンディションで行われたファイナルにおいて、素晴しいフォアハンド・バレルとコンビネーション・ターンを含む2つのエクセレント・ライドで、パワフル・サーフィンを爆発させた。
タイラー・ライト(AUS)Image: WSL / Damien Poullenot
彼女の申し分のないウェイブ・セレクションは、対戦相手に攻め入る波を与えなかった。2年連続でロキシー・プロ・フランス・タイトルを獲得したライトは、最終戦のハワイを前にジープ・リーダーボード第5位のランキングにアップした。
「ファイナル前にずっと波を見ていて、それが素晴らしくなるということを感じ取っていました。」と、ライトが言った。「ちょっとトリッキーでしたが、慎重に波をセレクトできました。今回の勝利は、オーウェンと自分のシェイパーのマット、家族の協力が無ければ、ありえませんでした。本当に最高です!」
タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)Image: WSL / Damien Poullenot
ロキシー・プロ・フランスで第2位となったのは、ルーキーのタティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)19才。サムスン・ギャラクシーWSLウイメンズ・チャンピオンシップ・ツアー初のファイナル進出となった。
ウエストン-ウェッブは、ウイメンズ・イベントのオープニング・ラウンドでウイ メンズ唯一のパーフェクト10-ポイントをスコア。ファイナルでは、バックハンドでエクセレント・ウェイブを見つけ8.30をスコアするも、バックアッ プ・スコアは見つけられず、2位でフィニッシュとなった。
今回の第2位は、ヤング・ハワイアンのキャリア最高結果となり、そして、ジープ・ランキング第8位にアップ。来月マウイで行われるウイメンズのCTファイナル・イベントに挑む。
「フランスで素晴らしい時間を過ごせました。そして本当に素晴らしい幸運でした。ルーキーで、そのファイナルをメイクすることは本当にビッグな業績です。そして、表彰台に上がれて本当に最高です。」と、ウエストン-ウェッブが言った。
メンズの2015サムスン・ギャラクシーWSLチャンピオンシップ・ツアーのネクスト・ストップは、 2015年10月20日から31日まで開催される「Mocheリップ・カール・プロ・ポルトガル」。次ぎのウイメンズは最終戦の「ターゲット・マウイ・プロ」で11月21日から 12月4日となる。
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オフィシャルサイト
http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1302/quiksilver-pro-france
クイックシルバー・プロ・フランス・ファイナル結果:
優勝:ガブリエル・メディーナ(BRA)17.50
第2位:ビード・ダービッジ(AUS)9.44
ロキシー・プロ・フランス・ファイナル結果:
優勝:タイラー・ライト(AUS)17.10
第2位:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)10.93
クイックシルバー・プロ・フランス・セミファイナル結果:
SF 1:ビード・ダービッジ(AUS)11.73 def.ジュリアン・ウィルソン(AUS)10.84
SF 2:ガブリエル・メディーナ(BRA)15.67 def.エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)12.50
ロキシー・プロ・フランス・セミファイナル結果:
SF 1:タイラー・ライト(AUS)6.87 def.セージ・エリクソン(USA)4.43
SF 2:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)11.27 def.カリッサ・ムーア(HAW)3.83
クイックシルバー・プロ・フランス・クオーターファイナル結果:
QF 1:ジュリアン・ウィルソン(AUS)17.00 def.イタロ・フェレイラ(BRA)9.00
QF 2:ビード・ダービッジ(AUS)14.10 def.ミック・ファニング(AUS)12.57
QF 3:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)15.37 def.オーウェン・ライト(AUS)13.83
QF 4:ガブリエル・メディーナ(BRA)14.43 def.ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)13.10
WSLメンズ・トップ10(クイックシルバー・プロ・フランス後):
1. ミック・ファニング(AUS)49,900pt
2. エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)49,450pt
3. オーウェン・ライト(AUS)43,600pt
4. ジュリアン・ウィルソン(AUS)41,450pt
5. ガブリエル・メディーナ(BRA)40,650pt
6. フリーペ・トリード(BRA)40,200pt
7. ケリー・スレーター(USA)34,150pt
8. イタロ・フェレイラ(BRA)34,100pt
9. ジェレミー・フローレス(FRA)33,000pt
10. ビード・ダービッジ(AUS)31,200pt
WSLウイメンズ・トップ5(ロキシー・プロ・フランス後):
1. カリッサ・ムーア(HAW)59,500pt
2. コートニー・コンローグ(USA)58,600pt
3. サリー・フィッツギボンズ(AUS)51,200pt
4. レイキー・ピーターソン(USA)47,000pt
5. タイラー・ライト(AUS)45,200pt