ハレイワ、ノースショア・オアフ(2015年11月18日水曜日):第33回VANSトリプルクラウン・オブ・サーフィンの第1戦となるWSL-QS10000「ハワイアンプロ」が、6日間のウエイティングを経て、ついにスタート。
新しい2-3フィートのNWNスウェルは、午後までに6-8フィート+に達し、ラウンド1の16ヒートとラウンド2のヒート2までが行われた。
本日のハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアをマークしたのは、サンセットのWSL-QS3000「HICプロ」で2位となったビリー・ケンパー(HAW)。彼はプログレッシブ・サーフィン・スタイルでニアパーフェクトの9.70をスコアした。
同じヒート14で23才のチャレンジャー、フレデリコ・モライス(PRT)も、9.43のエクセレントスコアをマーク。第2位でラウンドアップを決めた。
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フレデリコ・モライス(PRT)IMAGE CREDIT: © WSL / Masurel
「このようなパワーサーフィンが出来る波が大好きです。」と、このハワイで来年のシーディング・ポジションを少しでも上げたいモライスがいった。フレデリコ・モライスは、ラウンド1のハイエスト・ヒート・トータルもマークした。
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ラムジ・ボウカム WSL / Kelly Cestari
ローカル・ナレッジが朝の首尾一貫しないコンディションでヒートの鍵を握ったが、午後にはサイズアップし始め、ランプ、ウォールとエアリアル・チャンスをすべてのコンペティターに対して提供した。
また、29才のウイリアン・カルドゾ(BRA)も今日の際だったサーフィンを見せた一人。彼の圧倒的なパワーサーフィンが炸裂して、15.93のヒートスコアを叩き出した。
また、今年1月にハワイのパイプラインでの大怪我から復帰した、イタリアのレオ ナルド・フィオラバンティもエクセレントレンジのスコアでラウンドアップ。またノースショア・サーファーのカラニ・デビッド(HAW)も、ティム・レイズ (USA)、ノミ・ミニョ(FRA)、元VANSトリプルクラウン・チャンピオンのマイルス・パダカ(HAW)を抑えて、1位でラウンドアップを果たし た。
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1位で勝ち上がった新井洋人(JPN)
今回のイベントはQS10000ということもあり、日本から新井洋人、大原洋人のみが出場可能となった。またハワイをベースに活動する喜納海人、カリフォルニアを拠点として、来シーズンのCTへクオリファイを決めたカノア五十嵐も出場。
スローな展開となったヒート15で、前半波を捕まえず4位を強いられていた新井洋人は、残り時間10分を切って、セットのライトブレイクをキャッチ。スピードとコミットメントのある、ドライブの効いたサーフィンで、ヒートのベストスコアとなる6.50をスコア。
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新井洋人 IMAGE CREDIT: © WSL / Masurel
そして、残り3分を切ってプライオリティを持った新井洋人は、ニード3.73でライトブレイクをゲット。フローターからのカーヴィングとのコンビネーションで5.20をスコア。一気にトップへジャンプアップしてラウンドアップを決めた。
新井洋人は、ラウンド2のヒート15でコナー・コフィンUSA、ソリ・ベイリーAUS、コア・スミスHAWと対戦する。
10月にサンセットで行われた、トリプルクラウンの予選でもあるHICプロで、見事ファイナルまで残り、3位となった21才の喜納海人(HAW)。今回はラウンド1で、デビッド・ドゥ・カルモ(BRA)メイソン・ホー(HAW)ジェイミ・オブライエン(HAW)と対戦。
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喜納海人(HAW)
スタートから5.33をスコアしてスタートを切った喜納海人。一時はカルモ の7.50、メイソン・ホーの7.93でトップの座を奪われるも、6.33 でトップスコアをゲット。さらにバックアップも5.77に塗り替え、トップでラウンド2進出。ヒート4でベイリック・デ・ブリースZAF、エヴァン・ガイ ゼルマンUSA、ケコア・カジメロHAWと対戦する。
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喜納海人 IMAGE CREDIT: © WSL / Masurel
またラウンド2から出場の大原洋人は、ヒート12で、ネイザン・ヨーマンズUSA、ヒズノメ・ベテーロBRA、ティム・レイズUSAと対戦。来シーズンのクオリファイを決めたカノア五十嵐はラウンド3ヒート1からの出場となる。
ネクスト・コールは、ローカル・タイムの11月19日木曜日午前7時。日本時間の11月20日2時0分です。
オフィシャルサイトではヒートアナライザーでヒート毎に再生可能なので要チェック。
http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/hawaiianpro2015
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