サンセット・ビーチ、オアフ/ハワイ(2014年11月25日火曜日):VANSトリ プルクラウン第2戦「VANSワールド・カップ」が、10~15フィートのストーミー・サンセットでスタート。24時間吹き続けたストロング・オンショ ア・ウインドの影響で、予測出来ないトリッキーなコンディションに各選手は、厳しいウェイブ・セレクションを強いられた。
そんな中で、サンセットを知り尽くしたハワイアンたちが、ローカルナレッジを使い、トップ・ウェイブとヒート・スコアを支配。そして、マウイのカイ・バーガーがそんなラウンドをリードした。
今日の25分ヒートでは終了間際の大逆転が何度も起きた。カイ・バーガーもその中の一人で、終了間際に8.93のハイエスト・ウェイブ・スコアをプロデュース。ヒートスコア15.70は本日の最高点となった。
「僕は実際のところ、あの波をつかむ前にパニックを起こしていた」と、バーガー が言った。「ヒート中ずっと不安だらけで、すべてがストレスになっていました。だから勝てて本当にラッキーでした。ここに来て、これらのイベントに出場し て良い成績を残すということは、自分にとって凄く意味のあることなんです。」
また、数週間前にノースショアで、ヒザに怪我を負ったオーストラリアのパース・ スタンドリックも勝利を収めた。「オフザウォールのバレルで巻き上げられて足首をやってしまいました。シャープなボトム・ターンをできないですが、このサ イズのサンセットでは、それを必要としないですから。」
今日のトリッキーなコンディションで番狂わせも続出。ハレイワでセミファイナル に達したフレデリコ・モライス(PRT)、6-タイムVANSトリプル・クラウン・チャンピオン・サニー・ガルシア(HAW)、コナー・コフィン (USA)、クリスチャン・キマーソン(BRA)といったサーファーが姿を消した。
大原洋人
今回のイベントには、日本の大原洋人が出場。ブレント・ドーリントン、ジェイ ミー・オブライアン、グランジャー・ラーセンと対戦。ラフなコンディションでウェイブ・セレクションに慎重になる大原洋人は、1本も波を捕らえずヒート後 半へ。JOB、ドーリントンはトリッキーなコンディションのなかで的確な波を捕らえてスコアを重ねて行く。
残り時間10分で波を掴んだ大原は2.27をスコア。ラーセンはヒートスコア 5.50で上位へ。大原は4位を強いられるが、残り時間5分でビッグターン2発で4.27をスコア。3位に浮上するも、再び4位を強いられてタイムアッ プ。大原洋人は惜しくもここで敗退。今シーズンの最終戦のプライムを113位でフィニッシュした。
一方で、JPSAでも活躍する喜納海人、カリフォルニアのカノア五十嵐、日本のASPイベントにも出場する柄沢明美の長男、コナー・オリアリーといったサーファー達はラウンド2へ駒を進めている。
明日もコンテストがオンになる可能性は高く、再開されればラウンド2、そして大 会3日目のラウンド3にはトップシードが登場。今回のNo.1シードでVANSワールド・カップの3-タイム・チャンピオンであるジョエル・パーキンソン をはじめ、多くのWCTサーファーが登場する。
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オフィシャルサイト:
http://www.aspworldtour.com/events/2014/mqs/728/vans-world-cup