現地時間2014年7月1日(火):サウス・アフリカのバリート、ウィラード・ビーチで行われている、ASPプライム「ミスター・プライス・プロ・バリー ト」 は大会2日目。クリーンなグッドコンディションでラウンド1であるラウンドオブ96のヒート17からスタートした。
エリートツアーから、ニュー・スクール・サーフィンをこのイベントに持ち込んだASPワールドNo.16フリーペ・トリード(BRA)は、軽いオンショアが吹く、朝からサイズアップしたウィラード・ビーチで、イベント初のパーフェクト10-ポイント・ライドをスコア。理想的なキャンバスにおける今年のベスト・エアリアル・パフォーマンスでラウンドオブ48を勝ち上がった。
トリードは巨大なフル-ローテーション・エアリアル・リバースをメイク。バックアップも9.83を揃え、ヒートスコアもパーフェクトに近い19.83をマーク。今年のイベント・ハイエスト・ヒート・トータルを叩き出した。「バンプがあって、かなり難しいコンディションでしたね。でも、エアにはパーフェクトなコンディションでした。」と、トリードが言った。
「僕は今朝、ヤイディン・ニコルが巨大なエアリアルで9.5をスコアするのを見たんです。それで、あんなビッグなエアを成功させることができれば、パーフェクト10が出せると思ったんですよ。」
ヤイディン・ニコルは、エアリ アル・サーフィンデイとなったラウンオブ96において、スロブ・グラブ・エアリアル・マニューバーをメイクし9.5をマークした。バレルライドをメイク し、スムーズなトランジションで2つのバーティカル・ハックを決めたニコルは、更に9.6をスコアして、本日のセカンド・ハイエスト・ヒート・トータル 19.10を叩き出した。
ラウンドオブ96ではオーストラリアの選手達も非常にシャープなサーフィンを見せた。なかでもマット・ウィルキンソン(AUS)は、バックハンドターンのクリティカル・コンビネーションをプロデュース。7.60と8.10をスコア。終了間際まで3位を強いられていた、元ASPワールド・ジュニア・チャンピオンのジャック・フリーストーンは、エアリアル・リバースを成功させて、キロン・ジャボー(HAW)をノックダウンし、ラウンドアップを果たした。
今日最大の番狂わせは、トップ・シードで元ミスター・プライス・プロ・チャンピオンのジョディ・スミス(ZAF)がラウンドオブ24で敗退し たことだった。スミスは珍しくスローなスタートに苦しんだ。そして、終了間際まで3.7以上のスコアをマークすることはなかった。スミスはラストウェイブ で、フル・ローテーション・エアリアル・リバースで驚くべき9.20をスコア。しかし、コンビネーション・シチュエーションをひっくり返すことは出来な かった。
大原洋人がラウンド2進出
ラウンドアップを果たした大原洋人
今回のハイレベルなプライムイベントには日本から、オートネーで入った大野修聖と、昨年のASP-WJCで日本人初のセミファイナル進出し、3位入賞でプライムへの出場権を獲得した大原洋人が参戦。大野は昨日のランドで惜しくも敗退し、本日の第1ヒートとなるヒート17に大原洋人が登場した。
ジェレミー・フローレス、ネイザン・ヘッジ、ブライアン・トスという強豪と対戦した大原。リズムを掴めないまま4位を強いられ後半戦へ。残り時間5分。じっくり波を待っていた大原洋人は、プライオリティを使いセットのライトを掴んだ。深いボトムターンから、満身の力をテールに集中させ、ファーストマニューバーで大きなスプレーを上げるビッグリエントリーを決める。さらにクローズセクションも綺麗にフィニッシュし6.5をスコア。
バックアップを2.9とした大原は大逆転。一気に2位に浮上した。3位のヘッジがラストウェイブでチャージするも逆転ならず。大原洋人が見事2位でラウンドアップを決めた。
ラウンド2ではヒート10にクレジットされた大原は、エイドリアン・バカン、マルコ・フェルナンデス、マイケル・ダンフィといった強豪との対戦が決定。この勢いで更なる頂を目指せ!ゴー!ヒロト!
ネクストコールは、現地時間2014年7月2日水曜日7:00(日本時間7月2日14時)で07:30スタートを予定。ヒートが予定通り開始されれば、大原洋人のヒートは朝の第2ヒートととなるので、日本時間の15時ぐらいの開始となりそうだ。
現在の日本と南アフリカとの時差は、7時間
現地時間の7時は、日本時間の14時。
更なる情報は
ASP「ミスター・プライス・プロ・バリート」トリードが10、ジョディ敗退。大原洋人R2進出
【速報!】ASPプライム「ミスター・プライス・プロ・バリート」で大原洋人がR2進出
ASPプライム「ミスター・プライス・プロ・バリート」がスタート。大野修聖はR1敗退。
オフィシャル・イベントサイト:
Mr Price Pro Ballito Round of 96 Results:
Heat 17: Jeremy Flores (FRA) 14.50; Hiroto Ohhara (JPN) 9.40; Nathan Hedge (AUS) 9.20; Brian Toth (PRI) 7.60
Heat 18: Dion Atkinson (AUS);Marc Lacomare (FRA) 14.87; Cooper Chapman (AUS); Michael Dunphy (USA)
Heat 19: Marco Fernandez (BRA) 14.16; Damien Hobgood (USA) 13.76; Brett Simpson (USA); 13.20; Gillette Gavin (HAW) 13.07
Heat 20: Adrian Buchan (AUS) 15.00; Ramzi Boukhiam (MAR) 8.64; Dylan Lightfoot (ZAF) 8.30; Glenn Hall (AUS) 7.10
Heat 21: Matt Wilkinson (AUS) 15.70; Jack Freestone (AUS) 14.00; Kiron Jabour (HAW) 14.00; Hodeo Collazo (EUK) 6.84
Heat 22: Yadin Nicol (AUS) 19.10; Gony Zubizarreta (ESP) 16.40; Vincente Romero (ESP) 12.33; Mitch Crews (AUS) 9.43
Heat 23: Ryan Callinan (AUS) 15.24; Mitch Coleborn (AUS) 14.37; Conner Coffin (USA) 13.87; Hizunome Bettero (BRA) 10.66
Heat 24: David do Carmo (BRA) 13.27; Jonathan Gonzalez (CNY) 12.80; Slade Prestwich (ZAF) 12.00; CJ Hobgood (USA);
Mr Price Pro Ballito Round of 48 Results:
Heat 1: Caio Ibelli (BRA) 16.33; Tomas Hermes (BRA) 15.27; Aritz Aranburu (ESP) 14.26; Alex Ribeiro (BRA) 9.60
Heat 2: Filipe Toledo (BRA) 19.83; Tiago Pires (PRT) 15.23; Peterson Crisanto (BRA) 10.74; Nic Von Rupp (PRT) 9.44
Heat 3: Heitor Alves (BRA) 16.67; Davey Cathels (AUS) 13.37; David Van Zyl (ZAF) 11.23; Travis Logie (ZAF) 10.50
Heat 4: Frederico Morais (PRT) 12.33; Dillon Perillo (USA) 10.66; Wiggolly Dantas (BRA) 10.16; Tanner Gudauskas (USA) 7.94
Heat 5: Matt Banting (AUS) 13.63; Krystian Kymerson (BRA) 13.07; Billy Stairmand (NZ) 12.30; Alejo Muniz (BRA) 10.33
Heat 6: Tim Reyes (USA) 14.27; Torrey Meister (HAW) 13.94; Jordy Smith (ZAF) 12.97; Thomas Woods (AUS) 12.43
Heat 7: Jadson Andre (BRA) 12.76; Tom Whittaker (AUS)12.24; Stu Kennedy (AUS) 12.10; Joan Duru (FRA) 11.87
Heat 8: Adam Melling (AUS) 14.53; Marlon Lipke (PRT) 13.20; Kai Otton (AUS) 13.13; Granger Larsen (HAW) 11.43